火災や爆発は可燃物・着火源・酸素の3要素が揃うことで起きます。そのためガソリンやLPガス、ペンキ塗料などの揮発性の液体はもちろん、粉じん爆発の危険性を伴う粉末状の物質を扱う現場・工場では、常に一歩間違えれば爆発や火災が起きてしまう危険性と隣り合わせです。これらの危険な場所では、重さを測るはかりにも防爆構造がしっかりしたものを使わなければいけません。

そこでこちらでは防爆とは何か、本質安全防爆構造など、どのような構造が防爆はかりなどの防爆機器に使われているかをご紹介するとともに、新光電子株式会社が提供する防爆はかりの中から一般的な台はかりタイプや天びんタイプなどをご紹介していきます。

揮発性の液体やガス、さらには粉じん爆発を引き起こす可能性がある粉末状の物質などを取り扱う現場や工場では、可燃物・着火源・酸素という3要素が一カ所に揃ってしまう可能性が高いです。そのため、万が一の事故を防ぐために細心の注意を払わなければいけません。

防爆とはこの中で対策することのできる着火源に重点を置き、はかりなどの電気機器に爆発を防止する構造のものを使用することを指します。そのため、これらの電気機器は防爆機器とも呼ばれているのです。この防爆構造と呼ばれるものは6種類に分かれていて、それぞれ使用可能なガスや使用できる危険場所に違いがあります。

ポイントでもある防爆はかりなどの計量器は、この防爆構造の中でも耐圧防爆構造と本質安全防爆構造のものが多いです。このうち耐圧防爆構造は、容器に全てを閉じ込める全閉構造になります。内部で爆発が起きた場合でも閉じ込めた容器が爆発の圧力に耐え、さらに外部にある引火性ガスに引火のおそれがない構造です。

一方の本質安全防爆構造は正常時だけでなく、事故が起きた場合に発生する火花や高温部でも爆発性ガスに引火しないことが公的機関の試験で確認された構造のものを指します。公的機関の厳しい試験をパスしなければならないため、本質安全防爆構造の防爆機器は保護レベルも極めて高く、可燃性液体のすぐ近くなどZone0と呼ばれる危険場所でも使用できるという高い信頼性を誇るのです。

その他にも新光電子株式会社では、分析用電子天びんや取引証明用（特定計量器）など様々な用途でお使いいただける製品をご用意しています。製薬会社、化学メーカー、調剤薬局などで微量な計測が必要になる場面ではぜひお役立てください。

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日常生活ではほとんど馴染みのない防爆はかりですが、揮発性の液体や可燃性ガス、粉じん爆発のおそれのある粉末状物質などの危険物質を取り扱う工場や現場では必需品といえる重要なアイテムです。防爆構造には様々な種類があるため、現場の状況に合わせて適切なものを選ぶ必要があります。

新光電子は様々な種類の防爆はかりをご提供しています。一般的な台はかりはもちろん、電子天びん型の防爆はかりも販売しています。防爆はかりをお探しの際は、ぜひお問い合わせください。