新光電子株式会社
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音叉式・ストレインゲージ式・フォースバランス式の違い

音叉式力センサ・ストレインゲージ式センサ・フォースバランス式センサの違い


音叉式力センサ

高精度と高速応答で故障知らず

音叉 2 個をつないだ形状の振動子に荷重を加えると振動数が変化します。
この振動数を測定して重量をはかる方式です。
音叉の応力歪みは、ストレインゲージ式の1/10、出力感度は50倍にあたり、分解能・安定性・再現性など、はかりの基本性能に格段の違いがあります。

※一部の商品を除きます


ストレインゲージ式センサ

比較的重い品物に最適で丈夫

ストレインゲージ(電気抵抗線歪計)を貼り付けた金属に荷重を加えると、金属の歪みにより抵抗値が変化します。
この抵抗値の変化を測定して重量をはかる方式です。
構造が比較的簡単でコストが安く、高ひょう量の測定に適しています。


フォースバランス式センサ

超軽量・微小品の計量に最適

磁石とコイルを組合わせることにより発生した電磁力で、加えられた荷重と
バランスをとります。この時、コイルに流れた電流値を測定して重量をはかる方式です。
磁石の温度変化や経年変化を補正することで、高精度(分解能が高い)測定に適しています。
低ひょう量の高分解能には定評があります。


  音叉式 ストレインゲージ式 フォースバランス式
ひょう量 60g~300kg 数百 g~数t 数 g~数 kg
実用分解能 ~1/300万 ~約1/2万 ~約1/6,000万
長期安定性(年単位のスパン変化例) 高い(1/20 万) 低い(1/1 万) 普通(1/5 万)
AD 変換(アナログ/デジタル) 不要(デジタル出力) 要(アナログ出力) 要(アナログ出力)
センサの消費電力 極小(ストレインゲージ式の数十分の 1)
耐ノイズ性 強い 弱い 普通
ウォーミングアップ 不要(製品および使用環境によって異なります。)