校正サービスの内容

新光電子は、JCSS の登録区分「質量（はかり）」の校正事業者として登録されています。

産業界では、取引のグローバル化とともに品質管理の国際適合への要請から、ISO をはじめGMP、GLP、HACCP などグローバル・スタンダードへの準拠が求められています。
これらの高い品質システムを確立していくうえで、製品の検査・試験・測定のための計測管理が重要課題となっています。
当社は認定基準としてISO/IEC 17025（JIS Q 17025）を用い、認定スキームをISO/IEC17011 に従って運営されているJCSS の下で認定されています。JCSS を運営している認定機関（IAJapan）は、アジア太平洋認定協力機構（APAC）及び国際試験所認定協力機構（ILAC）の相互認定に署名しています。
当社JCSS 校正室は、国際MRA 対応JCSS 認定事業者です。JCSS 0168 は、当JCSS校正室の認定番号です。

計量法校正事業者登録制度に基づく事業者としての登録番号：0168
この証明書は、ILAC（国際試験所認定協力機構）及びAPAC（アジア太平洋認定協力機構）のMRA（相互承認）に加盟しているIAJapanに認定された校正機関によって発行されています。
この校正結果はILAC/APACのMRAを通じ、国際的に受け入れ可能です。

JCSS（Japan Calibration Service System）とは…

計量法に基づくトレーサビリティ制度（計量標準供給制度と校正事業者登録制度から構成される）であり、計量器の校正または標準物質の値付けを行う者（校正事業者：calibratuin laboratory）を対象とした登録制度です。
「独立行政法人 製品評価技術基盤機構」に登録された校正事業者は、登録を受けた計量器等の区分に係る校正を行ったときには、校正証明書にJCSS 標章を付けて交付することができます。
登録の要求事項は国際標準化機構及び国際電気標準会議が定めた校正機関に関する基準（ISO/IEC 17025：JIS Q17025）です。

MRA※にも対応、国際基準を満たしています。

認定事業者が校正したはかりは、国家標準につながっていることが証明され、その証明書は国際相互承認制度（MRA）により海外でも適用されます。
※MRA（APAC：アジア太平洋認定協力機構、ILAC：国際試験所認定協力機構の相互承認協定）

当社の分銅は、関連会社である大正天びん製作所製です。
大正天びん製作所はJCSSの登録区分「質量（分銅・おもり）」の校正事業者として登録されています。

質量標準トレーサビリティ

校正方法による分銅の分類

分銅

分銅の規格は、計量法・基準器検査規則、JIS B7609 およびOIML R111（国際法定計量機関の勧告）で定められていますが、その内容はほぼ同じです。

検定所等での校正

基本分銅

計量法に適合していることを計量検定所等によって証明された分銅が「基準分銅」です。

大正天びん製作所〔登録事業者〕による校正サービス

JCSS 標準分銅

JIS Q 17025（ISO/IEC17025）に基づき認定された登録事業者によって校正された分銅が「JCSS 標準分銅」です。MRA（国際相互承認協定）で相互承認したすべての諸国間においても共通の標準とすることができます。

お客様による比較校正

実用基準分銅

「基準分銅」をマスターとして、適法なマニュアルに基づいて作業用分銅にトレースしたものが「実用基準分銅」です。ただし、所有できるのは計量関係事業者に限られており、法定計量用途になります。

実用標準分銅

「JCSS 標準分銅」をマスターとして作業用分銅にトレースしたものを「実用標準分銅」と呼んでいます。一般の事業者向けに広く使用できます。

天びん・はかりのJCSS 登録事業者としてJCSS ロゴマーク付きの校正証明書を発行いたします。

JCSS はかり校正料金表

• 校正時、キャリブレーションのみ行います（選択可）。
• 常設施設校正（弊社校正室）は、1 台につき「基本料」＋「ひょう量別料金」となります。
• キャリブレーション前のデータ（データシートのみ）が必要な場合には、別途お見積りいたします。
• 現地校正＝「基本料」＋「ひょう量別料金× 台数」＋「技術派遣料」となります。
• 複目量はかりで、全てのひょう量を校正する場合は、ひょう量の数分の校正料金となります。
• 技術派遣料は別途お見積りいたします。
• 技術派遣諸経費（税抜）
• 防爆エリア・クリーンルーム内：¥2,000/ 台
• 休日、夜間：（基本料＋ひょう量別料金）×25％増し
• 校正標準書以外：1 ポイント当たり¥1,000
• 分銅運搬使用料：¥800/10kg
• ※他社機器の場合は、お問い合せください。
• ※ユーザー様名とご住所が必要となります。

一般校正サービス

JCSS 分銅校正サービス

JCSS ロゴマーク付きの校正証明書は、ISO、JIS、GMP、GLP、HACCP 等の諸規格で要求されるトレーサビリティに対応します。

分銅校正サービス料金

クラスE（E2準拠）

クラス1（F1級準拠）

クラス2（F2級準拠）

クラス3（M1級、M2級準拠）

「おもり」校正サービス料金

クラス1

クラス2

クラス3

• クラス1：OIML R111及びJIS B 7609, F1級準拠
• クラス2：OIML R111及びJIS B 7609, F2級準拠
• クラス3：OIML R111及びJIS B 7609, M1級・M2級準拠
• ※品物の状態により、ご希望の校正等級で校正できないことがあります。
• ※運賃は別途申し受けます。
• ※ユーザー様名とご住所が必要となります。

不確かさとは…

計測データの信頼性の評価尺度で、実測値（協定値）の真の値が存在する範囲を示す推定値です。
分銅における不確かさは、包含係数k＝2のとき、この範囲に95.5％の確率で真の値が存在することを表しています。

当社の関連会社である大正天びん製作所がJCSS の登録区分「質量（分銅・おもり）」の校正事業者として登録されています。JCSSロゴマーク付きの校正証明書を発行いたします。

MRA（APAC：アジア太平洋認定協力機構、ILAC：国際試験所認定協力機構の相互承認協定）にも対応、国際基準を満たしています。

一般分銅校正サービス

お買い上げいただいた適合分銅やお手持ちの分銅を校正・器差付けサービスによってグレードアップし、高い精度をカタチにします。

基準分銅検査（茨城県計量検定所）

1 級検査手数料（非課税）

2 級検査手数料（非課税）

3 級検査手数料（非課税）

• ※トレーサビリティ証明書一式（校正証明書、校正結果、トレーサビリティ体系図の一式）付
• ※調整は行いますが塗装ハガレ等の修理は、別途お見積りとなります。

再校正費用（調整・器差付け込みを含む）

F1 級（OIML R111 F1 準拠）

F2 級（OIML R111 F2 準拠）

M1 級・M2 級（OIML R111 M1, M2 準拠）

• ※トレーサビリティ証明書一式（校正証明書、校正結果、トレーサビリティ体系図の一式）付
• ※調整は行いますが塗装ハガレ等の修理は、別途お見積りとなります。

器差付けサービス（分銅新規購入時）

ドキュメントサービス（分銅新規購入時）

• ※ユーザー様名とご住所が必要となります。
• ※分銅の運賃：10kg ごとに¥1,500（税抜価格）